中国語圏におけるマストドンについて

日本人とあまり関係ない話ですが、中国語圏でもマストドンはある程度認知されいて、利用する人数は日々増しています。ここでは主に簡体字圏の話をします。


要約

中国語圏では、マストドンは「長毛象 」 と呼ばれています。実はこの
「長毛象 」 、実際の意味はマンモスです。なぜか誤訳されてます。正しくは「乳歯象」ですが、まあ実際 「長毛象 」 のほうが発音しやすいし良しとしよう。

中国語圏界隈では、 cmx.imの鯖缶の海嘟督さんがぬるかるさんみたいな立場です。cmx.imは中国語圏におけるmstdn.jpです。基本的に新しくマストドンに来る人はそこに目をつけます。そこよりも活発な、後発のmao.daizhige.orgというインスタンスはありますが、ここは猫のインスタンスと化していますが、もともと殆知閣という方のフォロワーのためのインスタンスで、ちょっと特殊です。私は詳しくないですが、Weibo上で結構ファンが大規模で、ファンがグループ化しているだと思えばよいでしょう。政治的な発言ではないが、鯖缶さんが少し過激な発言をするので、今は他のインスタンスとも若干仲が悪いです。そしてこのインスタンス、中国外からのアクセスができないので、現状は詳しく知りません。

cmx.im

中国語圏では 日本と同じく、中国版TwitterのWeiboなどで何かが起こると、マストドン人口が増えます。 例えば規約の改定やアカウント凍結祭りが起きたときなど、Twitterと似てる部分があります。最近だとGoogle+がサービス終了するので、その難民がマストドンに寄せています。

中国大陸の方でマストドンに来る理由は主に政府の検閲を嫌うことが多いです。マストドンと限らないですが、一部の方は非常に過激な発言をします。たまにゆるゆると政府を批判している方が大部分で、過激の方は結構嫌われたりします。昔FreeChinaWeiboという過激のインスタンスがありましたが、大半の中国語圏のインスタンスがブロックしました。過激の言論が気にいらないのと、インスタンス内にトゥートが流れてくると某検閲システムにサイトがブロックされる可能性が高くなるからです。


これまでのマストドン

さて、中国のマストドンの歴史を遡ると、私が知っている限りでは最初に盛り上がったのはcmx.imのときです。ドメイン名のcmxはマストドンの中国語訳「長毛象」のピンインのイニシャルで、imはインスタントメッセンジャーという意味が込められている。まあ、いかにもオフィシャルっぽいドメインです。インスタンスの開設日は2017年の8月末頃で、そこから登録者数を順調に伸ばしてます。その後10月中旬あたりが盛り上がりのピークに達します。その頃はmao.daizhige.orgが開設され、 殆知閣さんがWeiboで宣伝した結果、中国語圏のマストドン人口が急激に増え、活発にトゥートが行われるようになりました。いろんなハッシュタグで話題が作られ、インスタンス間の交流も盛んでした。私のインスタンスbangdream.spaceもそのときに開設しました。マストドンに関する記事も増えました。そして多くの個人がインスタンスを立ち上げましたが、今は半分以上消滅しています。しかし最近またインスタンスを立ち上げる人が多くなっています。cmx.imではなく、Pawooにアカウントを置いてる人も結構多いみたいです。

2018年に入ると、定着しなかった人が離れ、平穏期に入ります。日本と同じような感じです。この頃は大きめのインスタンスだと、imastodon.orgが作られました。あとポツポツと個人インスタンスが作られた感じです。三月頃に残念ながら
cmx.imは某検閲システムにブロックされました。そこから急激にアクティブユーザ数が減っていきました。なので前も言いましたが、中国語圏のユーザは政治関連の過激な発言を嫌う傾向にあります。ブロックさせるとアクティブユーザが減るのは中国語圏のインスタンスの特徴だといえるでしょう。実際うちのインスタンスもなぜかわかりませんがやられてしまいました。

中国語圏限定のマストドンリレーというのもあります。荒らされるのを防止するためここでアドレスを公開しませんが、中国語圏のマストドンの大半はこのリレーに入っています。

リレーに入っているインスタンスの一部

最近のマストドン

最近はまた急激にユーザー数が増えています。理由としてはGoogle+ の廃止により大量の難民が流れてきたほか、さまざまなジャンルもインスタンスが作られるようになったからです。そして今までのユーザーによる宣伝の効果も大きいでしょう。実際マストドンに関する記事も増えてきています。中国でも分散型SNSが少しずつですが、認知度が高くなっています。


使用習慣

日本のインスタンスを眺めていると、やはりTwitterで空リプを投げているようにLTLやHTLで話していることが多いです。しかし中国語圏ではスレッド、いわゆるTwitterのリプ欄で会話していることが多いです。 cmx.imは少し特殊で、基本的にLTLで空リプの投げあいをしています。

空リプをしない原因はWeiboの仕様が大きく影響しています。Weiboではタイムラインを時系列順に並べることはできません、Facebookのようなハイライト順で並んでいます。なのでそもそも空リプで会話は成り立ちません。

また、WeiboはTwitterと違って、投稿がより”ブログ”っぽくなっています。Web版では投稿と投稿に空白部分が入ってて、投稿は四角に囲まれています。Facebookみたいな感じです。とにかく見てみれば、「あー、そういうことか」と納得するでしょう。(語彙力)リツイートの仕様も違っていて、Twitterで例えると引用リツイートしかできません。

Weiboの配列

その他

ぶっちゃけMisskeyのほうがマストドンよりも中国人の使用習慣に合っているのかもしれません。

中国の方が開発しているマストドンクライアント:https://play.google.com/apps/testing/com.avalanche.avalanche

Weiboの投稿をマストドンにリブートするやつ:https://chrome.google.com/webstore/detail/wastodon/phnlhddgkghckkidihmbdlmcllpnfkma

中国語でマストドンを紹介している記事を何個か:

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